pipicage blog

家族3代書道活動をしていた為、幼少期から書道を嗜む。UAEにて書道その他クラフト活動に励んでいます

熨斗のしのお話し。

熨斗とは祝儀などの進物や贈答品の右上に添えられている飾り物のことで、
正式には「熨斗鮑」といいます。

聖徳太子の命を受けて隋国(中国)に渡った小野妹子が帰朝の際、
隋の答礼使が携えてきた贈り物に帰途の海路の無事を願うとともに、
贈り物が真心のこもったものであることを表して紅白の麻紐が結ばれていた
といいます。
この麻紐は「クレナイ」と呼ばれ、以来、宮中への献上品はみな紅白の麻紐で結ぶのが
習慣
となりました。


材質が麻紐から和紙へと変わったのは室町時代のことだそうです。


正しくは、白い奉書紙に熨斗鮑(のしあわび)・水引を用いたものを「のし紙」、
熨斗鮑(のしあわび)を使用していないものを「かけ紙」と呼びますが、ここでは分かりやすさを優先させてすべて「熨斗(のし)」と表記しておきます。



現代熨斗の配置箇所も東西で異なっており、東日本は熨斗が水引に掛かっているのに比べ、
西日本の場合は水引から離れた位置に熨斗がデザインされています。
東日本のそれが、左右に結ばれた水引に挟み込む形で添えられていた本来の熨斗の取り付け位置に近いデザインであるのは、古来よりのしきたりを出来るだけ踏襲したいとの考えからであり、
西日本のそれは新しい慶弔文化を作り育てようとする考えから発祥。


少し違いが見受けられますね、蝶結び・結び切りなどでも意味合いは変わります。
その辺りも踏まえて名前入れ、表書き、内熨斗・外熨斗選び方など


2月からリモートにてペンじ、筆文字スタート致します。その際にも話の中に入ります。


海外からもご参加ください、muragon blog閲覧者様で気になる方が居られましたならご一報ください、今日も寒いですね。お身体一番でお過ごしください。

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