pipicage blog

家族3代書道活動をしていた為、幼少期から書道を嗜む。UAEにて書道その他クラフト活動に励んでいます

錦光園 奈良墨 世界に一つ、自分だけのにぎり墨。

うわついた光ではなく底光するような色で、硯ですってみて清い香りがし、
音のしないものがよいと言われているのだそう、ここまで考えたこともなかったです。

歪な形の墨ですよね…想像以上にや若くて人肌の少し暖かいくらいの墨に触れることができました感動😧✨
奈良墨とは奈良県奈良市で生産されている墨。 日本国内における固形墨のほとんどが奈良墨とされ、国内シェアは95%にのぼるとのことで、その製法は1400年に渡って職人の手によって受け継がれ、書の歴史と共に歩みを進めてきた様子です。奈良墨によって書かれる文字は正に漆黒であることから、書に起こすと極上の艶やかさと濃さが表れる、身もお心も躍るお話も🦌 歴史的なお話はにぎり墨体験冒頭にお話ししてくださいますよ
奈良にお立ち寄りの際には是非(JR奈良駅から徒歩圏内)



墨作りは元々奈良・京都・兵庫でも作られていましたがどんどん需要がなくなってきましたとのことで
今もご活躍される『錦光園』さんも数少なくなりました墨屋さんの一つ。
山から降りて鹿も散策することもあったそう閑静な昔ながらの作りの制作ばにて手作り奈良墨体験でした


私も書道道具屋へはよく行かせていただくのですが95%もの墨がこちらで制作されている

奈良の墨の歴史をひもとくに、興福寺との関係が大変重要の様子で行こうと思いましたが
先日は荷物が重すぎて断念しました。あと方向音痴がゆえに迷いました🤭関西人なのに・・


当時、中国は宋の時代にあり、日宋貿易が盛んに行なわれ、中国ではすでに原料である「すす=煤」を植物油を燃やして採っており、この墨を油煙墨(ゆえんぼく)と言いますが、唐墨(からすみ)と称して我国では貴族達が珍重。我国の墨と言えば、まだ松を燃やして「すす」を採り、これを松煙墨と言いますが、墨をつくるという古来ながらの製法で、墨の色は圧倒的に油煙墨が黒く、品質的にも松煙墨にくらべて格段の差がありました。


天正年間に創業したと言われる松井道珍で、「古梅園」として400年を経た今もなお健在

すみません、こちらも書道愛好家には有名なのですが暑さ伴い回れずじまいでした。またリベンジ!

世の中に出回っている墨は最低でも2年以上もの年げつをかけて乾燥させているようです

松煙(しょうえん) 由煙(ゆえん) 油を燃やして煤を採煙し、膠、水、香料などと混ぜ合わせて造られた墨を油煙墨といいます。  代表的な油:菜種、胡麻、鉱物性の油もあります。 
松煙墨: 松の枝や皮を燃やして煤を採煙し、膠、水、香料などと混ぜ合わせて造られた墨を
松煙墨といいます。すすを作り出す方は日本に一人しかいないとのこと😧
日本の昔からあるものに少しでも目を向けて伝承して触れていくことが大切なんだと感じてました

私自身手持ちの墨が固すぎるものがありました、膠が強すぎるかもしれないので
乾燥させてみることもいいかなと思いました。


膠(にかわ)を煮る


膠は世界各地で古くから使われて来た接着技術だそうです。
エジプトの壁画や西洋の絵画も古くから膠で描かれて来たものが見られます。
原料としては、動物の皮、骨、日本では魚なども使われたそうです。
いわゆるタンパク質、コラーゲンと呼ばれるものです。西洋の卵テンペラなども同じらしく。。


膠が入っていたら墨、すすが顔良(色付き)に変更すると色はになるそうで

本当に楽しい体験でした。お家にある墨も愛おしくなりますね♡



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